【2025年も申込可能】佐世保市の無償貸与の防災ラジオを使ってみた 申込方法も解説 ボタン選局と聞き直し機能は便利

佐世保市の防災ラジオ

防災ラジオが、2022年3月8日にゆうパックで届きました。

(2021年7月頃に封書で案内と申込書が送付されてすぐ申し込みした分)

佐世保市の防災ラジオは、防災に役立ててもらうために市民に無償で貸し出す佐世保市の施策です。

実際に使用してみた感想や特徴を解説します。

また2025年現在でも申込できますので、申込方法も解説します。

目次

佐世保市防災ラジオの外観

伸縮するロッドアンテナと黒いアンテナ

印字された放送局名の右のボタンを押すだけ

単三電池式で3本

防災ラジオは日本製 TLM4型 型名 TTMER01C

本体裏のシール印字で確認できます。

防災ラジオTLM4型

型名:TTMER01C

販売元:東京テレメッセージ

製造元:株式会社 九州テン

安心の日本製品です。

今回無償貸出される防災ラジオはすべて同一型です。

(3月14日電話で確認済)

ちなみに私が調べたところ「株式会社九州テン」は本社が福岡市にある会社です。

またなんと、本店・佐世保工場という事業所が佐世保市にあることが分かりました。

https://www.qten.co.jp/office/index.html

「東京テレメッセージ株式会社」は東京都港区にある会社です。

https://www.teleme.co.jp/company.html

防災ラジオ使い方 ACアダプターは普段から接続したままで

付属のACアダプター

普段は家庭のコンセントより、ACアダプターを接続したまま使用します。

そうしないと電池が減ってしまい、いざという時に使えません。

説明書にもそのように書いてあります。

イヤホン端子、ACアダプター

その中間にある端子は使いません、用途不明です。

ロッドアンテナは約1mくらい伸びます

佐世保市防災ラジオを使ってみた感想

ダイヤルを回して放送局を選局する必要も無く、ボタンを押せばドンピシャ放送が受信できます。

ラジオ放送を聴かない人や、テレビを見る時、静かにしていたい方は、置いておくだけでかまいません。

我が家は電波が入りにくいのか、アンテナを伸ばさないと通常のラジオ放送は雑音が出ました。

防災放送があるとラジオを受信中でもしていなくても自動的に受信し最大音量で流れます。

一番すぐれていて驚いたのは聞き直しができるということ。これは役立ちそうです。

【動画】佐世保市防災ラジオの聞き直しボタンを押してみた

防災ラジオをさわっていた時に、ちょうど「火災報知機のテストをしましょう」という内容の防災放送がありました。

放送終了後、実際に「聞き直し」ボタンを押してみた動画を紹介します。

聞き直しボタンを押してみると、、

すると、赤い光が点滅し始めてからおもむろに、、
ピンポンパンポン♪
消防局からのお知らせです。

消防局では毎月10日を住宅用火災警報器の日とし、ご家庭に設置してある住宅用火災警報器の作動点検をお願いしています。

住宅用火災警報器の点検用ボタンやひもを引いて正常に作動するか点検をお願いします。

以上消防局からのお知らせでした。
ピンポンパンポン♪

と聞き直しができました。

防災ラジオ「聞き直し」ボタンは便利 実際の災害時に役立ちそう

つまり防災放送を受信すると自動的に再生、録音がされている。

録音といっても電子的に録音されるのであってカセットテープはありません。

これなら、外出していた時や、何かの都合で防災放送が聴けなかった時に便利です。

また、防災放送を聴いていた時としても、もう一度確認できます。

後で聴くことができるので、家族全員で防災情報を共有できます。

実際の災害の時などには様々な状況で役立つことが予想できます。

これはすぐれものですね。

ただし災害時に使用することを考えると防水機能は必要だと感じました。

今後の改善を期待したいと思います。

佐世保市防災ラジオ無償貸与の対象は市民、施設や団体も対象

2025年現在、佐世保市防災ラジオの無償貸与の対象者は佐世保市に居住している市民です。

開始当初は地域ごとに違っていましたが、現在は佐世保市内全域です。

また、個人だけではなく施設や団体も貸与されるようになりました。

具体的には下記の施設や団体です。

学校や病院、避難所など多くの施設が対象になっています。表にまとめました。

社会福祉施設
入所系高齢者福祉施設(特別養護老人ホーム、有料老人ホームなど)
通所系高齢者福祉施設(通所介護、小規模多機能型居宅介護など)
障がい福祉サービス事業の用に供する施設
障がい者支援施設
障がい児通所支援施設
地域活動支援センター
救護施設
授産施設
児童福祉施設
児童自立生活援助事業の用に供する施設
放課後児童健全育成事業の用に供する施設
子育て短期支援事業の用に供する施設
一時預かり事業の用に供する施設
児童相談所
学 校
幼稚園
小学校
中学校
高等学校
義務教育学校
特別支援学校
医療施設
病院
診療所
助産所

詳しくは、佐世保市役所サイト内「防災ラジオの無償貸与」のページで確認してください。

要配慮者利用施設の種類というPDF書類で確認できます。

佐世保市の防災ラジオ無償貸与って素晴らしいですね。

佐世保市防災ラジオは特定の地区のみ対象

無償貸出を受けられるのは、佐世保市内すべてではなく指定された地区のみですが、該当している地域名なども佐世保市のサイトには掲載されていません。

防災危機管理局に電話して確認したところ、対象地域は、宮地区、江上地区、針尾地区、崎辺地区、黒島地区、中里皆瀬地区、相浦地区、愛宕地区、早岐地区の9地区です。

相浦地区、愛宕地区、早岐地区については一部含まれてない部分もあるとのことです。

(2022年3月14日、5月10日確認済)

佐世保市防災ラジオの申込方法は4つ、問い合せ先は防災機器管理局

佐世保市民の申込方法は次の4つです。ただし施設や団体の申込方法が特殊ですので

  1. 佐世保市役所の窓口申込
  2. 電話申込
  3. 郵送
  4. インターネット申込

ただし、施設や団体は申込方法が特殊なので、下記の手続きのページで確認してください。

佐世保市防災ラジオ申込手続きのページ

https://www.city.sasebo.lg.jp/bousai/bousairajio.html#tetuduki

1. 窓口申込

佐世保市役所の5階にある防災管理局の窓口で申請書を記入し提出します。

事前に連絡して出向けば、その場で防災ラジオを受け取ることが可能です。

2. 電話申込

佐世保市役所内の防災危機管理局に電話してください。

防災機器管理局は、佐世保市役所の代表に電話すると交換が出るのでつないでもらえます。

佐世保市役所 代表電話 0956-24-1111

3. 郵送

佐世保市の防災ラジオ無償貸与のページで、申請書をダウンロードして記入して防災機器管理局へ郵送します。

記入例もダウンロード可能です。

申請書はワード書類、記入例はPDF書類です。

佐世保市の防災ラジオ無償貸与の手続きのページ

https://www.city.sasebo.lg.jp/bousai/bousairajio.html#tetuduki

4. インターネット

下記の佐世保市役所ホームページ内の防災ラジオの無償貸与というページで申込できます。

申込書や申込書例がダウンロードできるようになっています。

お問い合わせフォームもあります。

電話ができない場合や時間外であっても、手続きがとれますので便利です。

佐世保市の防災ラジオ無償貸与の手続きのページ

https://www.city.sasebo.lg.jp/bousai/bousairajio.html#tetuduki

問合せ先

問合せは、すべて防災管理局です。

佐世保市役所の代表電話番号に電話して、交換手に「防災管理局」と伝えてください。

佐世保市役所 代表電話 0956-24-1111

佐世保市外へ転居の場合は返却、市内転居は設定変更必要

佐世保市民への施策なので市外転居の場合は返却する必要があります。

あくまで無償貸与。

無料で借りているだけで、防災ラジオの所有者は佐世保市です。

また市内転居の場合には設定変更が必要です。

理由は、受信する防災放送の内容が地域ごとに違う設定になっているからです。

その設定変更は防災危機管理局に持参すれば、その場で短時間にできるそうで預けたりする必要はないとのことです。

どちらの場合も、窓口は佐世保市役所の防災危機管理局です。

詳しいことは、佐世保市役所 代表電話番号 0956-24-1111 にかけて防災管理局につないでもらい確認してください。

佐世保防災ラジオの使い方の問合せ先

 お引越しされる場合の説明

防災ラジオの使い方の分からない時の問い合わせ先は、メーカーの防災ラジオコールセンターです。

電話番号は、0120-388-280 です。

実際には、メーカーのコールセンターではなくて、メーカーから委託されたコールセンターです。

九州テン以外のメーカーからも委託を受けて対応しているとのことでした。

【動画】防災ラジオの説明 長崎県大村市の例でメーカーが配信

東京テレメッセージ株式会社が防災ラジオ説明ビデオという動画をYouTubeで配信しています。

YouTube東京テレメッセージチャンネルの「防災ラジオ説明ビデオ」(6分37秒)

この防災ラジオは長崎県大村市の防災ラジオで説明をしています。

2018年1月16日に公開されていて最新ではありませんが、視聴回数が13,000回以上になっています。

いろいろなサイトでリンクされて視聴されているようです。

佐世保市役所の防災ラジオ無償貸与のページからもリンクされていました。

佐世保市以外の自治体でも問い合せする価値あり

佐世保市外の方には関係ないことで申し訳ありません。

ただ全国の自治体でも防災ラジオ無償貸出の政策がとられていますので確認されたらいかがでしょうか。

自治体によっては低価格で販売する政策のところもあります。

こんなに優れた機能がある防災ラジオなので、申込者が少ないなんて、もったいないと思います。

ヤフージャパンやグーグルの検索で

「○○県○○市 防災ラジオ」

「○○町 防災ラジオ」

などと検索すると全国の自治体で、防災ラジオが無償貸出されたり、格安で販売されています。

ほとんどデザインも同じで、20,000円以上するようです。

特殊な製品なためかそのまま市販は、されていないようです。

少しでもお役に立てたなら嬉しいです。

佐世保市無償貸与の防災ラジオまとめ

佐世保市民であれば、すべての方が防災ラジオを無償で貸与されます。

一生、佐世保市にお住まいであれば無料で使うことができます。

ダイヤルを回す必要もなく、選局ボタンを押すだけで通常のラジオ放送が聴けます。

聞き直しボタンを押せば、最後に放送された内容を何度でも聴くことができます。

日本製で安心、実際は約20,000円位する高価な製品。

佐世保市内で転居する場合は設定変更が必要で、佐世保市外へ転居する場合は返却しなければなりません。

こんな良い制度と、良い製品ですからぜひ利用してください。

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